その頃わたしには、好きなひとがいた。 今でも鮮明に思い出せるくらいに、人生で一番、恋をしていた。 それはだけど、短い恋だった。 文字通り、一夏だけの、恋だった。 秋と冬の真ん中で、繋いだ手を離した。 あなたからは一度も、デートに誘ってくれなかっ…

きっとわたしはきみが好きです。

日々があっという間。今日で上司が退職する。たった半月で、４年分の全業務を引き継がなきゃいけないプレッシャーは正直に言えば相当なもの。でもやるしかない。踏ん張るしかない。ここで踏ん張らねば、最後の砦さえくずれてしまう。明日死んでも後悔がない…

おおきな波が、すべてを飲み込んだ。あの映像が忘れられない。遠く離れた地で、あの子は大丈夫だろうか、あのひとは無事だろうか、まさか、いや、そんな。そうしてひと月ほど連絡がとれなかった友人も居た。たくさんの、たくさんの、命と、思い出と、心が流…

そんなつもりじゃなかったんだ。と、思いながらも、小さなころの夢を思い出してしまう。「ケーキ屋さん」「お花屋さん」「花嫁さん！」そんな中でわたしが思い描いていたのは、スーツを着てヒールを鳴らして、大都会を闊歩してる姿だった。それが叶わないこ…

アメブロをお仕事に使うことになりましたので、珀亞楓のブログはこちらに移行いたします。 ただ、アメブロからのお引越しはしませんので、正確には新しくブログを開設したと思っていただければ。 今後ともよろしくお願いいたします。