おおきな波が、すべてを飲み込んだ。あの映像が忘れられない。遠く離れた地で、あの子は大丈夫だろうか、あのひとは無事だろうか、まさか、いや、そんな。そうしてひと月ほど連絡がとれなかった友人も居た。たくさんの、たくさんの、命と、思い出と、心が流…
そんなつもりじゃなかったんだ。と、思いながらも、小さなころの夢を思い出してしまう。「ケーキ屋さん」「お花屋さん」「花嫁さん!」そんな中でわたしが思い描いていたのは、スーツを着てヒールを鳴らして、大都会を闊歩してる姿だった。それが叶わないこ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。